用語説明

本システムやヘルプ内で使用している表現の説明です。分りやすさを重視し簡潔に書いてますので不正確だったり不足している部分が多々あるかと思います。気になる方は正規な文献(IFPUGやJFPUGのCPMとか)を参照してください。
ファンクションポイント
(FP法)
ソフトウェアの規模を測定する手法の1つです。
ソフトウェアの入出力の機能に着目して重み付けしていきます。
ファンクションポイント
(FP)
FP法で計測した結果得られる評価点です。大きく「データファンクション」と「トランザクショナルファンクション」に分けられます。この2つを合計したものを「未調整ファンクションポイント(UFP)」と呼びます。UFPに調整係数を乗じたものを「調整済ファンクションポイント(FP)」と呼びます。
ファイル 物理的に言えば、言わずと知れたコンピュータの記憶装置上のデータの集りです。ですが、FP法では論理的に数えます。つまり、フィールドの集合体であるレコードの集まりが1ファイルです。DBであれば1テーブルが1ファイルということになります。索引ファイルや作業ファイルのようなユーザが意識しないファイルは対象外です。
フィールド ファイルが持つカラム(列)です。フィールドの数がファイルの複雑度を測る尺度になります。これも、削除フラグのようなユーザの意識しないフィールドは対象外です。また、繰返し項目は纏めて1つと扱われます。
ファイル構成 本プログラムでは、各要素処理がアクセスするファイルのフィールドを指定することでFPを計算します。このため、ファイルとフィールドの定義情報が必要です。これをファイル構成と呼んでます。
ファイルグループ ファイル構成は利便性のためグループ化して管理します。これをファイルグループと呼んでます。
接続情報 本プログラムでは、DBのスキーマ情報からファイルグループのファイル構成の雛形を自動生成することができます。これを行うためには当然DBへの接続を行う必要があり、そのための情報(DB名、サーバ名など)を接続情報と呼んでます。
アプリケーション FP法で見積りを行う単位です。他の用語で言えばサブシステムが近いと思います。
例えば、ある会社の業務のシステム化を考えたとき、「顧客管理」「販売管理」というようにシステムを分けて考えることができたとすると、これら1つ1つがアプリケーションです。FP法では、このアプリケーションの境界を出入りする、ユーザが認識できるデータに着目して計測します。
別の見方をすると、要素処理の集合であるとも言えます。
要素処理 「自己完結した矛盾のない状態を維持する、ユーザが認識できる最小単位の機能」です。「1画面」とか考えがちですが、ある機能を実現するのに複数の画面遷移を必要とするならその全てで1要素処理となります。逆に、1画面で「追加」「変更」「削除」「一覧」「印刷」とか行うならそれぞれが要素処理です。
データファンクション アプリケーションがアクセスするファイルのアクセス内容と複雑度に着目して計測するファンクションポイント。
トランザクショナルファンクション ユーザからみたデータの入出力といった要素処理の種類と複雑度から求められるファンクションポイント。
調整係数 データファンクションとトランザクショナルファンクションのFPの合計値(UFP)にはアプリケーションの特徴(リスクの高さとか難易度とか)が考慮されていません。調整係数はその特徴を数値化し、UFPに対して最大±35%の補正を行うことで、調整済FPを導きます。
RET レコードエレメントタイプ。
ユーザ視点で見たファイルのレコードのパターンの数です。例えば、「フィールドAに3が設定される場合だけフィールドBは必須入力になる」といったものがパターンです。
データファンクションの複雑度を決める指標の一つです。
DET データエレメントタイプ。
アプリケーション境界を出入りするフィールドあるいは処理のトリガーの数です。削除フラグフィールドのようなユーザの意識しないフィールドは含みません。繰返し項目は纏めて1つと数えます。トリガーとは「実行」ボタンとかのことです。
トランザクショナルファンクションの複雑度を決める指標の一つです。(※)
FTR ファイルタイプリファレンス。
要素処理がアクセスするファイルの数です。索引ファイルのようなユーザの意識しないファイルは含まれません。
トランザクショナルファンクションの複雑度を決める指標の一つです。
NESMA FP概算法 複雑度を固定して計算することにより、ファイルのフィールド定義やDET,FTRを必要としない計算法です。設計の初期段階での見積もりを可能とするための手法でIFPUGの正規の計算法に近似することが報告されています。
本プログラムでは複雑度を個別に変更可能とするモード(「手動」)もあります。
NESMA FP試算法 ファイルの種別と数だけでざっくりと計算する計算法です。トランザクショナルファンクションが無いので要素処理の定義すら不要です。非常に簡便ですが誤差も大きいです。

右端の列の「F」と「P」は次の意味です。
F: ファンクションポイント法で規定された用語。詳細かつ正確に理解したい場合は各種文献を参照してください。
P: 本プログラムで勝手に使用している呼称。分かり難い場合は作者に抗議してください。

※: ファイルのフィールド数(繰返しやユーザの認識できないものを除く)もDETと呼ばれますが、混乱を招くのを避けるため、本ヘルプではそちらの意味では使用していません。