DET登録

□概要

本画面は、計算法に「標準」を選択した場合に意味があります。それ以外の計算法の場合には操作不要です。

トランザクショナルファンクションのFP値は、要素処理の種別(EI/EO/EQ)と、要素処理のDETとFTRの数で決定される複雑度により決定されます。
本プログラムでは、DETを次の2種に分けて扱います。
A.使用するデータフィールドを指定して登録するDET
『アプリケーション境界を出入りするユーザが認識できる繰返しのないデータ』を「ファイル構成」で作成したフィールドを選択することで登録していきます。大部分のDETはこちらになると思います。
B.名前を付けて追加するDET
処理を実行するトリガー(例:【実行】ボタン)などのデータフィールドと無関係なDETもあります。このようなDETは単に名前を付けて追加します。少数派ですが、大抵の要素処理に存在でするので無視できないです。
本画面を見ると【登録】ボタンがあるかと思えば追加リンクがあったりします。これはユーザを混乱させる罠というわけではなく、2種のDETを分けるための苦肉の策です。 となってます。ややこしくてすいません。

以降はAについての解説です。

本プログラムでは、『アプリケーション境界を出入りするユーザが認識できる繰返しのないデータ』をファイルのフィールドから選択することでAのDETを登録していきます。FTRはこのとき使用したファイルを数えることで計算されます。
次の手順で操作します。
  1. 「ファイルグループ選択」でファイルグループを指定する。→「ファイル選択」のリストが切り替わります。
  2. 要素処理で使用するファイルを「ファイル選択」から選択する。→「データフィールド」のリストが切り替わります。
  3. 要素処理のDETとなるフィールドの「使」をONにします。
  4. 要素処理がフィールドの値を追加・変更・削除する場合は「書」もONにします。
  5. 1つのDETで複数のフィールドを使用する場合(※)は2〜4を繰返します。
  6. 【▽ 登録 ▽】ボタンを押します。→DETの一覧に追加登録されます。
※: 例を挙げておきます。
「ファイルにはコードが保存されており、コードに対応した名称は別のマスタファイルに保存されている。画面にはこの名称を表示させる」といった場合を考えます。この場合もDETは1つですが、2つのファイルを扱いますのでFTRが増える可能性があります。よって、両方のフィールドを選択してDETを登録する必要があります。

難しく感じるかもしれませんが、あまり慎重になる必要はありません。FP法で使用されるのはFTRとDETの数だけです。1つのDETで1つのファイルのフィールドを幾つ選択しようとも結果は同じです。DETに名前を付ける代わりにプログラムで使用するフィールドを選択しているといったイメージと考えてもらえればよいと思います。
例えば、IDを指定して1レコードを削除する処理があったとします。この場合、対象ファイルの全フィールドが削除されるわけですが、DETはIDの1つだけです(ユーザが入力するのはこれだけなので)。これを本プログラムで登録する場合、全フィールドの「使」と「書」にチェックを入れて登録しても、IDだけを登録しても結果として得られるFP値は同じです。どうするかは利用者の自由です。ただし、そのレコードを削除すると、明細を管理しているファイルまで削除しなければならない場合などは明細のファイルのフィールドにもチェックを入れて登録しなければならないことに注意してください(FTRが変わりますので)。

本画面で使用したファイルは、データファンクションとしても自動的に登録されます。これは、「標準」以外の計算法においても同じです。

Bに該当するDETがある場合には追加を押して登録することを忘れないでください。

□画面説明

ファイルグループ選択 ファイルのグループを選択します。
選択によりファイル選択に一覧される内容が変化します。
ファイル選択 一覧 指定したファイル構成に属するファイルが一覧されます。
「FP対象」がOFFに設定されたファイルは表示されません。
ファイル名 ファイルの名称。
データフィールドで「使」がONであるフィールドが1つでもあればボールドで表示されます。つまり、Bold表示されたファイルの数がFTRです。
RET ファイル構成編集で設定したRET値です。データファンクションの複雑度の決定に使用されます。
データフィールド 一覧 選択中のファイルのフィールド情報です。
使 登録しようとしているDETで使用するフィールドをONにします。
「使」をONにした場合で、そのフィールドを要素処理で変更(追加、更新、削除)する場合にチェックします。
要素処理の種別がEIの場合だけ表示されます。
何れかの要素処理で何れかのフィールドがONであれば、データファンクションにおいてそのファイルの種別がILFと判定されます。
名称 フィールドの名前です。
「使」をONで登録済みであればボールドで表示されます。「書」をONで登録済みであれば赤字で表示されます。
フィールドのタイプです。
NL NULLを許すならONです。
型,NLは、ファイル構成編集で任意入力ですので参考情報です。
ファイル構成編集でFP対象外や繰返し項目に指定されているフィールドはイタリックで表示されチェックボックスの操作はできません。
一覧2 名称が「[計算]」となっている1行の表があります。これは、例えばSQLのCOUNT(*)のように「そのファイルを使用するが特定のフィールドを使用するわけではない」といった場合や「複数のフィールドを複数の場合分けで集計して導出する計算結果を使用するのでフィールドをいちいち指定しては冗長になるし面倒」といった場合に使えるように用意したものです。
FP法の計算に使用されるのはあくまでDETとFTRの数であって、どのフィールドを指定したかということは関係ありません。このため、一覧1のフィールドの代わりに[計算]を使っても問題無いということです。ただし、フィールド使用リストには表示されません。
【▽登録▽】 「使」がONであるフィールドがある場合、DETを追加登録します。
同時に、データフィールドのチェックボックスはすべてOFFになります。
【▽更新▽】 選択中のDETの内容を、データフィールドの内容で更新します。
同時に、データフィールドのチェックボックスはすべてOFFになります。
【△反映△】 選択中のDETの内容を、データフィールドに反映します。
追加反映するのではなく、データフィールドのチェック状態を一旦全てOFFにしてから反映します。
DETの使用フィールドの一部を変更したい場合には、【△反映△】してから選択を変更し【▽更新▽】するといいと思います。
【削除】 選択中のDETを削除します。
DET 一覧 DETの一覧です。この一覧の行数がFP値に影響します。
フィールド情報 【▽登録▽】で登録したDETの場合、「使」をONにしたフィールドを次の書式で列挙します。
 ファイル名.フィールド名
「書」もONである場合は【】で囲まれます。そうでないなら[]で囲まれます。
追加で登録したDETの場合、名称が表示されます。
メモ 覚書です。
直接編集可能です。ただし、改行は扱えません。複数行に渡るメモを書きたい場合は変更を使用してください。
複数のファイルグループのファイルを混在させて登録することも可能ですが、グループ名は表示されません。同名のファイルとかあると区別できませんが、冗長になりすぎるのを避けた仕様です。
他要素処理参照 DETが殆ど或いは全く同じである要素処理というのは結構あります。例えば、「一覧表示」と「一覧印刷」とかです。
このリンクラベルを押すと、同じアプリケーションの他の要素処理に設定されたDETをコピーするための画面を表示します。
追加 FP法では、入出力データ以外に、処理のトリガー(実行ボタンなど)もDETとして計上します。これに該当するものがある場合にそれを登録ための画面を表示します。
変更 DET一覧で【▽登録▽】で登録されたフィールドが選択された状態なら、メモを編集する画面を表示します。追加で登録されたDETが選択された状態なら、それを編集する画面を表示します。
要素処理メモ表示 要素処理追加時に入力したメモを表示するモードレス画面をポップアップします。
メイン画面の「ツール」−「メモ表示」で表示されるメモとは違い、本画面の操作で内容が切り替わることはありません。
【OK】 変更を反映して画面を閉じます。
【キャンセル】 変更を破棄して画面を閉じます。
スーテータスバー FTR この要素処理で「使」が1つでもONに設定されているファイルの数です。
DET 「【▽登録▽】で登録したDETの数」 + 「追加で登録したDETの数」 = 「DETの一覧の行数」
となってます


マウス右クリックでメニュー表示される場所があります。以下はそのメニューの解説です。
データフィールド 選択クリア 「使」や「書」のチェックを全てOFFにします。表示中のファイルだけでなく、他のファイルにチェックした内容も含めてOFFになります。
一括登録 マスタメンテや種別がEQな要素処理などでは、あるファイルの各フィールド1つが1DETとなる場合がよくあると思います。そのような場合に1つ1つ登録していくのは面倒でしょう。そこで、そのような場合に一括してDETを登録する手段を提供します。
次のサブメニューがあります。状況により使い分けてください。
全フィールド一括DET登録 「使」や「書」のチェック状態に関係なく、選択中のファイルの全フィールドについて、1フィールド1DETとして登録します。
EIの場合は、全フィールドとも「書」もONとして登録されます。
選択フィールド一括DET登録 「使」がONのフィールドについて、1フィールド1DETとして登録します。
「書」のチェック状態も反映されます。
DET 追加 追加と同じです。
変更 変更と同じです。
ソート初期化 表の項目部をクリックすることで変更したソート順を初期状態(登録手段と作成順)に戻します。


登録済みのフィールドは、名称を強調表示しますがDETに登録できなくなるわけではありません。これは例えば次のような場合があるからです。
「コードと文字列を対応させたコードマスタファイルがあるとする。このファイルにはコードの種別を切り分けるためのフィールドがあり複数種のコードを管理している。ある要素処理では、このコードマスタファイルで扱う複数種のコードを使用する。」
このような場合、コードマスタファイルの文字列を格納したフィールドは、フィールドとしては1つですが、DETとしては複数あることになります。

時間の無い忙しい人へ
本画面を本来の方法で使用するためには、「ファイル構成編集」でファイルのフィールドを登録しておく必要があります。本プログラムでは、このフィールド登録の作業を緩和する手段として「DBからの自動生成」や「CSV読込」などを用意しています。ですが、これらが利用できない場合にはそこそこ面倒な作業です。特に、ファイルの設計がFixしていない段階で使用する場合などは、ファイルの仕様変更に追従することを考えるとコストも高いかもしれません。
ここではフィールド定義を行わずにFP値を見積もる方法を解説します。
計算法に「概算」「手動」を使用する 精度は低くなりますが、DETやFTRと無関係に概算する方法です。
この画面での操作そのものが不要になります。その代わり「ファイル構成」−「データF編集」で使用するファイルを指定する必要があります。
この方法を使用される場合には、「アプリケーション」−「追加」「変更」で「計算法初期値」に該当する計算法を指定しましょう(メイン画面のステータスバー左端での変更は一時的なものです)。
[計算]を使ってDET登録 フィールドが定義されていなければ当然データフィールドの「一覧」は表示されません。ですが、「一覧2」は表示されます。そこで、なんでもかんでも[計算]を指定してDET登録してしまうという手があります。
DETで使用するフィールドを持つファイルを選択し、一覧2の[計算]の「使」(及び「書」)をONにして【▽登録▽】ボタンを押して登録していきます。これだとDET一覧のフィールド情報がほとんど同じになってしまいますのでメモを使って区別できるようにすると良いでしょう。
イレギュラーな方法です。決して推奨しているわけではありません。逆に面倒な気もしますし。