私、最近物忘れが激しいです。
特によくあるのが「今日あの薬のんだっけ?」ってやつです。そんな時はカレンダーに印を付けるとかが一般に行われている対策でしょう。しかしプログラマーの私としては無理からでもデジタル化したいと思ってしまうわけです。
というわけで作ったのがこれです。チェック1つ入れるのにパソコンを立ち上げてられないので手持ちのPDAであるsigmarionをターゲットにしました。丁度、
WindowsCE FANでsigmarionIIIのコンテストが行われていたのでこれにも対応させることにしました。このため、ほとんど未経験のVC++&MFCで作成しました。MFC自体がややこしい上にWinCEでは制限が多いので苦労しました。使ってくれる人が多いとこの苦労も報われると思いますのでよろしくお願いします。
ちなみに、同名で同じような機能のiPhoneアプリがあるようですが、それとは全く関係ありません。
メイン画面
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一日に服用するお薬の一覧が表示されます。服用したらチェックします。
服用予定時刻にアラームさせることもできます。 |
予定編集
| 一日のお薬の服用予定を編集します。 |
グラフ
| 薬の服用状況や各種数値(体重、カロリーなど自由に登録可能)をグラフ表示します。 |
月別平均
| 各種数値を月別のアベレージを計算し表にして表示します。 |
オプション
| アラームやアイコン変更タイミングを設定します。 |
リンクをクリックすると画面例と機能詳細を見ることができます。0.9版のころのものです。
対応機種 |
版数 |
更新日 |
変更内容 |
シグマリオンIII専用版
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0.9.0a版
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2003/12/06
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- グラフの表示幅が10の倍数である場合に目盛が不正になる障害の修正。
- 未選択時の[服用済]ボタンで警告表示追加。
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1.0.0版
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2004/01/26
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- グラフをタップすることでメモなどの情報を表示するようにした。
- グラフの表示日数の範囲を拡大した。
- グラフの目盛りを切りの良い数字で行うように変更。
- 翌日分も警告登録できるようにした。
- 数値入力時にメモを記入できるようにした。
- CSV出力機能の追加。
- アラーム用の音声データ追加。
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1.1.0版
公開停止
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2004/02/16
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- 2人以上の患者さんが登録されているとき、全員の服用予定を同時に表示させることをできるようにした。
- 複数の数値を折れ線グラフで同時表示できるようにした。
- 数値のグラフに数値の標準値を表示できるようにした。
- グラフの縦軸の開始値を必ず0から始めるように指定できるようにした。
- マスタデータ登録時に同名データチェックを行うようにした。
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1.1.0a版
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2004/02/17
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状態設定でメモを記入すると、数量情報を壊してしまう障害の修正。
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HPCPro MIPS版(初代シグマリオン)
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0.9.1a版
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2003/12/06
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- グラフの日付が不正になることがある障害の修正。
- グラフの表示幅が10の倍数である場合に目盛が不正になる障害の修正。
- 凡例の文字を変更
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1.0.1版
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2004/02/01
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シグマリオンIIIの1.0.0版と同じです。
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1.1.1版
公開停止
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2004/02/16
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シグマリオンIIIの1.1.0版と同じです。
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1.1.1a版
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2004/02/17
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状態設定でメモを記入すると、数量情報を壊してしまう障害の修正。
バージョン情報が1.0.1のままだった。1.1.1aに修正。
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sigmarionIII専用版とHPCPro-MIPS版があります。
本ツールではcdbをデータベースとして使用します。cdbへのアクセスにはADOCEを使用しています。sigmarionIIIにはADOCEは標準では含まれていませんので本ツールのcabファイルがADOCE3.1をインストールします。このため、700KB弱の容量を消費します。
HPCPro版にはADOCEは含まれていません。このため、ADOCE2.0がインストールされていることが前提になります。初代sigmarionはこの条件を満たします。HPCPro版は初代sigmarionでのみ動作確認しています。
sigmarion2では動作しないとの報告をいただいています。対応させたいのですが、以下の理由で作成していません。
- 実機が手元に無いのでテストできない。
- 搭載されているADOCEのバージョンが分からない。
- ADOCE3.1以外のSDKの入手方法が分からない(初代sigmarionはサンプルプログラムから転用して対応しました)。
sigmarion2のADOCEについての情報をお持ちの方はご連絡いただけると助かります。
本ツールのデータベース(drugkper1.cdb)はPocketAccessで使われているcdbです。
よって、PocketAccessで直接編集できる他、ActiveSyncで変換してパソコンに転送することでMS-Accessなどで編集することも可能です。
お薬や患者さんのマスタテーブルはごく簡単なものなので多数のデータを登録したい場合などはAccessを使って一括登録するのも手だと思います。
お薬テーブル
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MDRUG
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患者さんテーブル
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MKRANKE
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その他、御意見,御感想,不具合,不明点等ありましたらこちらにお願いいたします。
メール:
@yahoo.co.jpなどのフリーメールは着信拒否になってますのでご注意ください。
現在、WindowsMobile版のテスト中です。WindowsMobile版は.NET Compact Framework2.0で完全リメイクしています。
WindowsMobileはシグマリオン以上に癖が強く、使いやすい設計にできているかかなり心配です。
そこで、βテストの協力者を募集します。もし、協力しても良いという方がいらしたらご連絡ください。特に、私は実機としてW-ZERO3[es]しか持ってませんので、W-ZERO3の無印やAdvance[es],WILLCOM 03などをお持ちの方がいらっしゃれば助かります。
βテストとは、「バグが残っていることを覚悟にちょっと使ってみて、使いにくいところや動作が変だと思うところを指摘する」ことです。
ご連絡をお待ちしています。
この告知をしてからかなりの月日が経過してます。「まだやってるのか?」といぶかしむ人もいらっしゃるかと思いますが、まだやってます。
なかなか応募してくれる人がいないのでサスペンド状態なのです。応募してくださってもこちらからは特になにも強制することはありません(期待はしますが)ので気軽にご連絡ください。
WindowsCEなどのモバイルアプリ開発するにはExpressバージョンではだめで、VisualStudioの製品版を買わなければなりません。
W-ZERO3などのスマートフォンで採用されているWindows Mobileのアプリも作れます。
ここで紹介しているのはアップグレード版です。初めてMicrosoftの言語製品を買う人はもう少し高くなります。
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